SA22C用にFEEDレーシングブラグコードを用意してもらいました。
耐熱性、引っ張り強度に優れたネオシリコンを使用しています。
抵抗値は0.9Ω/m、これによりより強い点火が可能になったそうです。
ノックセンサーに対するノイズ対策も完璧で、不具合無く安心して使用できます。
接点は金メッキされ、通電性も向上しています。
注 意外と交換しない人が少なくないのですが、プラグコードは消耗品です。
車検毎には交換するよう心がければ安心出来ますね。
どこの製品に関わらず、傷んだプラグコードでノッキング発生→エンジンブロー
洒落にもなんないので、早めの交換で予防しましょう!
(当然ですが、走行数や全開頻度の違いで耐久性に差が出てきます)
FD3Sの13B REWは、圧縮が9.0でハイブーストだとローターが凹みます。
また前後のローターで重量差が大きく、スムーズな回転を妨げ振動の原因にもなります。
FEEDバランスローターは、驚く程に大量に仕入れたローターの重量を全て確認し
前後ローターの重量を合わしたバランスローターです。
また圧縮比は8.5:1仕様で、ハイブーストでも凹まない高耐久性がウリです。
※圧縮9.5ローターが基本仕様です。1.0kg/cm2でも問題はありません。
圧縮8.5仕様はさらなるハイブーストで使う事を想定したローターです。
肉厚も厚く矢田部最高速時代の定番ローターです。
FEEDデモカーはハイオクガソリンのみで1.6kg/cm2で使っています。
現在マツダから補給品として出ているアペックスシールは2分割タイプのみです。
これはリビルドエンジンにも組み込まれており、ブースト圧を上げると確実に潰れます。
またブースト圧を上げなくても、サーキットでガンガン走ると...
そんな訳でFEEDオリジナルの3分割アペックスシールを使います。
FEED標準のアペックスシールは強化品ではありません。
一部のショップで3分割にしただけで強化アペックスシールと販売していますが、確かに
ノーマルの2分割アペックスシールよりは強化タイプになるのかもしれませんが、あえて
FEEDさんではそれを強化タイプとは呼んでいません。
じゃ強化タイプっては? って事になりますが、アペックスシールにとある処理を行う事により
強化アペックスシールになります。
画像のアペックスシールがそれで、標準のアペックスシールとは色が違います。
ハイブースト、高出力に対応しているFEED強化アペックスシールです。
ハイブーストを楽しむロータリーオーナーやサーキット走行を楽しむオーナーにはお勧め品です。
え? 自分の場合ですか・・・?? もちろん宝の持ち腐れです(爆)
ウソです。耐久性向上で組み込みました。カーボンロックもしにくくなります。
【総評】
FD3Sの13B REW移植に伴い、ATミッションも同時移植します。
画像はSA22Cの3速ATミッションとFD3Sの4速ATミッションの比較です。
昔はSA22Cの3速ATに13Bサイド キャブターボを組み合わせていました。
よく耐えたと思います。ボディの軽さとタイヤのグリップの低さのおかげ?
※画像の4ATは強化ATのベースです。
【満足している点】
・ディスク枚数増し、トルコン内部形状変更等、強化メニューがある。
・13B REW改の増大したパワーを受け止めてくれる。
・4速オーバードライブがあるので、高速道路のドライブが楽になる。
・強化+オーバーホールでスムーズな変速と高耐久性。
【不満な点】
・ATミッション本体の重量増し。
・搭載にあたり、ボディ側の大幅な改造が必要。
・移植がかなり大変な作業になる。
※強化ATはRoadsterでも使っていてその実力に満足しています。
※ATミッション本体は2つあるので、1つは強化オーバーホールに、
もう1つは現車合わせ用に使い作業を進めてもらいます。
【総評】
TURBO用デフホーシングを移植するにあたり、リアブレーキのバックプレートを
探しましたが、残念ながら入手出来ませんでした。
SA22Cのリアバックプレートは、デフホーシングのサイドベアリングを
固定する役目も持っており、それが無いとサイドベアリングが抜けます。
バックプレートが入手出来なかったので、FEEDさんでワンオフでサイドベアリングを
固定するプレートを作成してもらいました。
これでTURBO用デフホーシングが完成出来ます♪
【満足している点】
・サイドベアリングがしっかり固定出来る。
・無いモノは造るスタンスが素晴らしい。
・ワンオフの響きが心地良い(笑)
【不満な点】
・バックプレートが無い分、ブレーキローターの冷却性能が若干落ちる。
・キレイに仕上げても組み込むと見えない(残念)
【総評】
自分のSA22Cは6PIのGT-Xです。
PCD 110の4輪ディスクですが、TURBO用の4輪ディスクとはリアキャ
リパーの形状が違います。
その為、ブレーキパッドの選択肢もほとんどなく、入手も困難でした。
後々のメンテナンスを考えるとTURBO用パーツを移植する方が安心
かと考え、TURBOリアキャリパーを入手しオーバーホールしました。
ホーシングとセットで交換します。
【満足している点】
・ブレーキパッドの選択肢が増え、入手が楽になった。
・PCDが110から114.3になり、ホイールの選択肢も増えた。
・オーバホールKITも入手しやすい。
・黒色に塗装したので、古さを感じにくくなった。
【総評】
1982年12月初年度登録から32年、現在の走行距離は5,800km程。
オーバーホールは一度もしておらず、現在でも高圧縮でエンジン
の始動性もとても良いです。
6PIなので吸排気系はノーマルのまま使われてきました。
まだまだ使えるエンジンですが、この度お役目御免となりました。
【満足している点】
・今となっては貴重な12Aロータリー
・アイドリングも安定しており、夏場のA/C ONでも普通に走る。
・始動性が良い。
・6PI+シングルキャブ仕様だけど、プラグがカブる事も無い。
・昔ながらのロータリー独特の加速フィーリング。
・ターボには無い味わい深いサウンド。
【不満な点】
・グロス130PSな出力、軽自動車と良い加速勝負をしてくれる(笑)
・3速ATミッションと抜群の相性、泣けてくる(爆)
新車発売当時は物凄い加速力、まさにスポーツカーと大興奮
していました。
そんな当時を思い出させてくれる懐かしいロータリーエンジンです。
32年間、お疲れ様でしたと言ってあげたいです。